恒例となりました小学生向け夏休みワークショップを今年度も開催致しました。
地域の子供たちにまちについて考え、まちと触れ合う機会を作りたいという想いで活動を始めたのは早4年前。
まちを意識化する為のきっかけとしてワークシートを作成し、試行錯誤しながら毎年夏に小学生とのワークショップを繰り返してきました。(今年度はローカルファースト教室だと子供達に意図が伝わりにくいので、「自分のくらす街を知ろう教室」とタイトルを付けて頂きました。)
今回は自作したカルタを使ったワークショップです。この自作カルタは、茅ヶ崎ゆかりの著名人、まちのスポット、名物などをかき集めてます。
まずワーク①では、「絵札」と「読み札」でトランプゲームの王道、神経衰弱を行います。
ゲーム感覚で楽しみながら、茅ヶ崎のまちを作っている人や物に全集中で注目し、カードを集めていきます。
ワーク②では、神経衰弱で取った「絵札」を見て、「読み札」の読み文を自作します。
この過程で各班に入った大学生達へ
「これどこにあるの?」
「この人は何をやった人?」
等質問が飛び交います。
学生達は事前に調べてきたこと(時には調べながら)子供達と一緒に学習していきます。
ワーク③では、完成したオリジナルカルタをワークシートにまとめて解説をしてもらいます。
「このカードで書いたよ」
「ここは家族でこの間行ったよ」
等々、児童から可愛い報告が飛び交います。
自分と他人の興味・考え方・感じ方等の違いを意識することに繋がります。
最後に今日の感想を書いてもらったら、ワークは終了です。
早く終わった子は、自分たちが作ったオリジナルカルタで、実際にカルタをやってもらいます。(ちなみに男子人気No.1カルタは「ポークマン」、女子人気No.1カルタは「松坂桃李」でした。)
ワークシートを提出した児童には修了書の代わりに「Local First MAP」をプレゼントしています。
小学生の夏休みの自由研究になるよう作られているワークシートであることを説明すると、即答で「やる!!!」と言ってくれる子もいました。
毎年この夏のワークショップは文教大学の学生と共に実施してます。
これには2つ理由があります。
①子供達にまちについて考えてもらう為には、より年齢の近い大学生が考える方が伝わりやすい。
②大学生にもこの活動を通してまちについて考えるきっかけを作りたい。
(実は③として、子供たちの相手は体力勝負というのもあります、、、)
学童保育の担当の先生からも、
「若い学生さんが関わってくれると子供たちの反応がいい。例年のローカルファースト研究会さんのワークショップを見ていて、近頃は学生のスタッフを増やしています。」
といった声も頂きました。
この活動を通して、児童~大学生まで、これからのまちを支えていく世代に、まちへの興味を持つ機会を増やしたいです。
また現在は小学4~6年生を対象にワークショップを行っていますが、中学生や高校生、あるいは高齢者向け等様々な年齢層に向けた活用の可能性を考えています。
ご興味のある方は是非、ご相談ください。